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採血が苦手な看護師が失敗してしまう原因とは?

採血に失敗すると、やり直したり、内出血が起こったりなど、患者に痛い思いや不安な思いをさせてしまいます。採血が苦手な看護師は、失敗の原因を理解しましょう。原因がわかれば、失敗を防ぎやすくなるからです。

1つ目の原因は、血管が逃げてしまうことです。針を刺そうとすると、血管が動いてしまうことがあります。特に高齢者は、血管が逃げやすい傾向があるので注意しましょう。注射を持つのとは反対の手の指で血管を押さえ、血管が逃げる前に素早く針を刺すのがコツです。

2つ目の原因は、針を深く刺しすぎて血管を突き抜けてしまうことです。針によって血管が破れるので、内出血が起こります。

3つ目原因は、針がズレてしまうことです。採血の途中で腕が動くと、針がズレて血管から外れてしまいます。腕をしっかりと固定しましょう。また、採血中に自分の手の位置がブレて、採血がストップすることもあります。手ブレを防ぐために、手をしっかりと固定するクセをつけましょう。

4つ目の原因として、針がしっかりと固定できていなかったことが揚げられます。針は刺したときにきちんと固定されていないと、目標の部位とは異なる場所に針が刺さり、そこから内出血が起こります。

5つ目の原因は、採血時間が長すぎることです。採血は2分以内に行わないと、血液が固まって正確な検査ができません。素早い血液採取ができるよう、練習しましょう。

失敗の主な原因は、針が目的の位置に刺せなかったり、ズレてしまうことです。また、モタモタしていても失敗します。5つの原因に注意しながら実践を積めば、採血スキルが向上します。